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鈴木寛(すずきかん)& 堀潤 –メディアと政治  

堀潤が鈴木寛(民主党広報委員長)を直撃!「改憲!原発!民主党はどうする?」
Published on May 13, 2013


18分くらいまでの議論をまとめた。

通信・電波改革の困難さ

Wi-Fi環境などインターネット環境をもっと整備したい。通信・電波改革を行って、一部の利権者だけではなく、多くの一般人がオープンな場で議論を出来るようにしたい。市民による情報発信、情報参加がもっと便利に出来るようにしたい。

ただ、通信業界は参入障壁が高い。法律面から見ても、NTT法、電気通信事業法、電波法など様々な法律が絡んでいる。本当はホワイトスペースなど隙間もあるし、電波帯、電波の範囲を区切ればもっと市民メディアは参入できるはずだが、そういう発想が電波利権者には共有されていない。

民主党政権になった時、原口総務大臣が通信・電波の改革を行うために有識者を集めて会議を開いていたが、それも結局テレビ局などの利権者に潰されてしまった。

既存メディアの力が大きすぎる

先進国では新聞社とテレビ局が別々であることが普通で、良い意味で牽制しあっている。しかし日本の場合は新聞社がテレビ局を持っている(クロスオーナーシップ)。それにより既存メディアに大きな寡占を許してしまっている。それが法律の問題と表裏一体となっている。

メディアが情報を報道してくれない

民主党が政権を取った際、政策コンテストを行った。200近くの予算項目を提示して、どの項目に予算をつけるべきか、ネットで意見を募集した。結果は上位1番から8番までが全て教育関係の政策だった。寄せられたメールは33万通にのぼり、うち17万通が10代20代30代の若者からだった。

それに基づいて民主党は実際に、国土交通省の予算と文部科学省の予算配分を逆転させた。自民党政権下では国交省の予算が圧倒的に多かったが、それを3割カットし、文科省の予算を1割増やした。これは自民党政権下では絶対に出来ない事であり、「ネットが政治を変えた」ということである。

鈴木寛・文科副大臣(当時)はこの事を1時間かけて、記者クラブで説明した。しかし次の日の新聞では殆ど報道してもらえなかった。日経新聞で少し扱われただけだった。

また、今回ネット選挙が解禁されるが、鈴木寛と世耕弘成(自民党)は協力して2006、2007年頃にも一度ネット選挙解禁運動を盛り上げたことがあった。しかしその時も毎日新聞以外は報道してくれなかった。

読売新聞がデジタル教材の普及を拒んだ例

鈴木は慶応大学助教授時代からデジタル教科書・教材の普及に努めていた。100校プロジェクトの仕掛け人でもあった。副大臣になってからは識者を集めて教育情報化の研究会を開いていた。その会には新聞関係者も呼ばれていた。鈴木は新聞社の保有する膨大な過去アーカイヴをデジタル化し、近現代史の教材に出来ないかと提案していた。これは途中まで上手くいっていたが、議論の終盤になって突然、読売新聞が論調を変えた。社説で徹底的に教育情報化を批判しはじめた。

態度急変の理由を鈴木は友人の友人に調べてもらった所、次のようなことが分かった。当時、読売新聞はデジタル対応が遅れていた。学校現場でデジタル教科書が普及してしまうと、国民のITリテラシーが高まってしまう。すると需要が紙からデジタルへシフトしてしまう。すると新聞のビジネスモデルが変わってしまう。それは困ると言うことで読売新聞は教育情報化を徹底的に批判したのだった。

メディアを上手く扱えない民主党

選挙で敗戦した民主党候補はよく自分たちの争点や政策を「メディアが取り上げてくれなかった」という。堀潤のようなメディア経験者には報道の裏にあるパワーバランスが分かる。しかし一般の有権者にはそれは分からない。単なる言い訳に聞こえる。そして確かに民主党はメディア対応能力に欠けていた。旧態メディアに人脈もなかった。番記者と政治家の関係は10年20年かけて作られる。よって結党して十数年の民主党員には旧知の番記者などいなかった。

メディアと政治家の密接な関係

番記者は、番をしていた政治家が大臣、首相になるとそれに応じて社内で影響力を持つようになる。元NHK会長の海老沢勝二も政治部出身だ。メディアと政治家は切り離されているのが理想だが、実際には新聞社の主筆が総理大臣の所信表明演説を裏で書いているなど、密接な関係にある。

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