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鈴木寛(すずきかん)with 中村伊知哉 - 教育情報化  



動画の前半で取り扱われたテーマは
《教育情報化》だ。議論の要点をまとめてみた。

教育情報化とは何か。大きく分けて以下の4つに分類できるだろう。

1. デジタル教科書、デジタル教材、情報端末の普及。
2. ソーシャル・メディアなどネットを利用したコミュニケーションの活性化。
3. 学習カルテの作成、ビッグデータ化。ビッグデータの利用。
4. 過去の新聞や映像メディアのデジタル・アーカイヴ化と自由な利用。

1. デジタル教科書、デジタル教材、情報端末の普及。

自治体の首長次第であるという側面がある。しかし普及は進んではいる。デジタル教科書の提供も最初は東京書籍と光村くらいしかなかったが、今では全ての教科書会社が、教師用デジタル黒板用教科書は提供するようになった。そして教師が自分で教材を作る動きも出ている。

とはいえ韓国、シンガポールと比べると日本はまだ遅れている。韓国ではiOS、Androidなど、生徒がどのような端末を使っていても同じ教育を施せるように、教材の標準化が行われている。また、低所得者には無償でパソコンやネット環境を用意している。

デジタル教科書のメリットとしては印刷代の節約がある。教科書予算は全体で400億円超だが、印刷代が節約できれば、その分の予算をコンテンツ制作に回せる。
また、デジタル教材としての動画教材も使える。生物の授業や天体を扱う授業では動画を使うことにより、学習効果を高める効果が期待される。

デジタル教科書普及に際しての課題の一つが学校教育法。法律上教科書の定義が「図書」となっているのでデジタル教科書は正式な教科書にすることが出来ない。他には著作権料の問題もある。教科書を閲覧する生徒の数で費用が決まってしまう。

また、デジタル教科書は子供たちだけの為でなく、広く一般のデジタル空間にも公開したいという理想がある。また、デジタル教材を世界中に輸出するのも良い。新聞社、NHK、ゲーム会社はデジタル教材に興味を持っている。任天堂の脳トレは教材である。

2. ソーシャル・メディアなどネットを利用したコミュニケーションの活性化。

鈴木寛が発起人に名を連ねる、日本教育再興連盟(NPO)ではEDUPEDIAという試みを行っている。教案・教材・指導法を教師たちが共有するシステムだ。

韓国の教育現場ではソーシャル・メディアが普及している。教室の中だけではなく保護者や町の人々とのコミュニケーションに使っている。ただしかし日本ではセキュリティ上の不安などがありむしろネットワークを遮断する傾向がある。

3. 学習カルテの作成、ビッグデータ化。ビッグデータの利用。

子供たち一人一人の学力や学習履歴のビッグデータ化。教育クラウド。教師の曖昧な思い込みを排して、子供たちの学びが時系列でモニタリングできる。子供たちがいつ、どこで、何につまづいたのか、どのような発表を行ったのかなど。例えば数学で、因数分解は出来るが二次関数は出来ないという生徒が一目で分かる。そういった生徒に、二次関数の課題を重点的に課すことが出来る。宿題のカスタマイズが可能になる。

子供たち一人一人にきめ細かい教育を施すことで、習熟度の向上が期待できる。また、学習指導要領や教科書作りにもフィードバックできる。また、成績を付ける際の冷静な判断材料や、作業効率化にもなる。

4. 過去の新聞や映像メディアのデジタル・アーカイヴ化と自由な利用。

過去の、何年何月何日の新聞が一瞬で検索できるようになったり、NHKアーカイヴに自由にアクセス出来るようになれば、近現代史、近現代社会の学習を助ける。


デジタル化への批判と、それへの反論

書き順が覚えられなくなる→
デジタル端末の場合、書き順が違うとすぐにバツが出るように出来るのでむしろ書き順の学習に有効である。

文字を書かなくなる→
指導上で書かせる工夫をすればいいだけである。日本と同様《書く文化》を持っている台湾では書かせる教育をしている。なのでペン入力の出来ない端末は使っていない。また、デジタル化の推進はアナログの根絶を意味しない。習字の授業もやればいい。

読まなくなる→
アメリカの研究では、デジタル化された方が文字を3倍読むという結果が出ている。

目が悪くなる→
紙の本でも悪くなる。

のめり込んでしまう→
むしろのめり込んでほしい。楽しい勉強に。

教師は対応できるのか→
1年使ってみると殆どの教師が使えるようになっている。ベテラン先生も結果を出している。デジタル機材はあくまで道具。元々の授業力を持っている教師が新しい道具を使ってより豊かな教育が出来る。また、デジタルに親和性の高い若い先生と授業力のあるベテラン先生が組み合わさって、豊かな学習環境が構築できる。

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