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川口順子環境委員長の解任について  

私がもしも無所属の参議院議員であったならば2013年5月9日の本会議「環境委員長川口順子君解任決議案」に賛成した。渡航延長の正式な手続きを経なかったことが理由だ。しかし条件によっては野党を批判し、川口氏を擁護したい気持ちもある。

時事ドットコムは以下のように報じている。

川口氏は、北京での国際会議に出席し、楊氏、王毅外相と会談するため、4月23~25日の海外渡航を申請。参院議院運営委員会は理事会で、日程を1日短縮し、23、24両日に出張することを了承した。
川口氏によると、24日朝の時点で、王氏は会談をキャンセルし、楊氏との会談は25日午前となることが確定した。

また、自民党・中原八一議員は自民・公明を代表して9日の本会議で以下のように述べた。

今回の会談日程は23日に川口委員長が中国に出発した時点では未確定でした。翌24日の朝になって初めて会談の日程の具体的内容が明らかになり、中でも最も重要な楊国務委員との会談が25日に確定したのです。

まず、中国の楊潔チ国務委員と王毅外相の身勝手さに不満がある。前日になって会談日程を突如25日とした楊氏。予定をキャンセルした王氏。わざわざ中国にまで会いに来た人間に対してこれは失礼ではないか。川口氏は相手の身勝手な都合にわざわざ合わせる必要はない。23,24日の2日間で会えないというのであればそれで結構と、毅然とした態度で帰国してもよかった。

また、中原八一議員は9日の本会議で以下のように述べた。

川口委員長は去る4月の23日から24日の中国滞在日程を延長して、前外交部長である楊潔チ国務委員及び、政権に大きな影響力を持つシンクタンク幹部と会談を行いました。(…)これらの会談はタイとパキスタンの要人と米国の学識者も参加して行われましたが、もし川口委員長が参加しなければ日本人の参加者はゼロという状況でした。特にシンクタンク幹部との会談では尖閣問題をはじめとする日中関係が大きなテーマとなりましたが、その状況で川口委員長がいなければ、中国側が一方的に自国の立場のみを主張する恐れが高かったのです。

また、自民党・中曽根弘文議員は9日、以下の様に記した党声明を発表した。

尖閣諸島に対する中国の挑発的行動によって日中関係が緊迫する今こそ、粘り強く冷静な対話の継続が不可欠であり、かつ会談では中国側から領土を含む日中関係を提起されることが明らかな状況にあった。ここで川口議員が「主権と領土を守る国益に背中を向けられなかった」と考え、日本の立場を主張しようと判断したことは至極当然であり、我が党はこれを了とした。

しかし憲法73条で定められているように日本国としての外交は内閣に責任がある。尖閣問題をはじめとする日中関係について政府はこれまでたびたび、その責任に基づいて正式見解を出している。議員外交は議員外交として意義があることは認めるが、今回の川口氏に内閣ほど大きな責任はない。24日に川口氏が帰国したとしても外交上問題はない。

だが、もしも楊氏側が陳謝と共に、25日にぜひとも会談させて欲しい。どうしても会談したい。と誠実な態度で熱心に願い出たのであれば、川口氏は渡航延長の申請を行うべきだと思う。ここが一つ目の分かれ道だ。相手が始終不誠実であったのか否か。

相手が誠実に川口氏の会談参加を求め、それに応じる場合、川口氏は渡航延長許可を得る必要がある。しかし結果的に許可は得られなかった。そのことについて9日の本会議で自民党・中原八一議員は以下のように述べた。

川口委員長は手続きを無視したわけではありません。延長を願い出たにもかかわらず野党の了解が得られなかったのです。わが党は議院運営委員会において合意が得られるよう最大限努力をいたしましたが、許可する、しないという判断の前にタイムリミットが来て25日12時10分に予定されていた環境委員会までに帰国することが物理的に不可能だったのです。

自民党・中曽根弘文議員は9日、以下の様に記した党声明を発表した。

我が党は川口議員の滞在期間1日延長の必要性が判明した時点で、野党各党に対して丁寧に事情を説明し、了承を得られるように努めた。また、予定された環境委員会は法案趣旨説明のみの短時間のものであり、我が党は委員長代理で開会することも提案し、国会運営に影響を及ぼさないよう力を尽くした。

これに対して、みんなの党・水野賢一議員は9日、本会議にて以下のように述べた。

国会開会中の議員の海外渡航は、基本的には議運理事会での承認が必要となっています。今年の通常国会が始まってから渡航の申請があったのは、これまで43人から計60件です。これらの申請は、自民党からの申請も含めて、ほとんどすべてそれを承認しています。承認を得られなかったのはわずか1件のみです。今回の川口委員の訪中でさえ、4月18日に議運理事会で、2日間の中国渡航として了承しているんです。
(…)
川口委員長は、中国滞在を延長する手続を取ったと主張しています。自民党国対の了承を得たとも主張しています。しかし、根本的なところで間違っているんです。海外渡航については、本会議もしくは議運理事会で承認します。つまり、一党一派が承認をすればよいのではなく、国会の承認が必要なんです。
(…)
渡航の延長については、自民党所属の岩城議運委員長でさえ、了承を与えていないじゃありませんか。岩城委員長がおっしゃっておられたのは、期限内に帰国するようにということです。
(…)
明らかになっている事実は、川口委員長は、滞在延長を勝手に決めるにあたって、環境委員会の理事会の誰に対しても相談報告さえしていないということです。(野次)与党の筆頭理事に対してさえ、中国からの国際電話一本も無かったんです。


また、ウォール・ストリート・ジャーナル(記者:吉池威)は以下のような記事を書いた。

参院事務局によると、この理事会(24日)が散会後、滞在延長を了承した参院自民党が各会派に趣旨などを説明したものの、野党側の理解が得られなかった。委員会のメンバーである国会議員の渡航に関する期間の変更は原則として議運委員長の権限だが、常任委員会委員長の例はこれまでない。

参院の議運委員長を務める自民党の岩城光英議員は取材に対し「(議運委員長として)許可も不許可もしていない」と述べ、了承するかどうか判断する前に時間切れになったとの認識を示した。

川口氏は議運の審議の結果に従うべきだった。議運で渡航延長が認められれば何の問題もない。環境委員会には委員長代理を立てればよい。私がもしも議運理事だったら渡航延長に賛成の立場をとるだろう。25日の参院環境委員会は「お経読み」と呼ばれる趣旨説明であり5分~10分しか予定されていなかったということ。楊氏の誠実な会談参加願いがあったということ(仮)が理由だ。議運で渡航延長が認められなければ、不満はあるだろうが帰国するしかない。 しかし実際には審議すらされなかった。

これは川口氏、自民党国対、自民党議運委員、野党議運委員、その他関係者全てに責任がある。川口氏は自民党国対だけではなく、議運の各理事に理解を得られるようもっと働きかけるべきであった。自民党は「最大限の努力」をしたと言うが、それがいか程のものだったのか疑問がある。野党の議運委員、特に理事は審議にすら応じないとは余りに不誠実だ。渡航延長に反対であるならば堂々と理事会なりで審議を行い、そこで反対意見を述べるべきだ。

そして何より議運委員長である自民党の岩城光英議員を非難したい。ウォール・ストリート・ジャーナル(記者:吉池威)の言うように「国会議員の渡航に関する期間の変更は原則として議運委員長の権限」であるならば「許可も不許可もしていない」とは無責任過ぎる。

何はともあれ結果的に渡航延長許可は得られなかった。にもかかわらず川口議員は渡航延長を行った。規則違反は許されない。川口氏は25日の環境委員会にギリギリでも間に合う形で帰国するべきだった。そしてその上で与野党の議運委員や関係者を適切に批判すればよかった。また同時に渡航ルールの見直しについて問題提起すればよかった。

規則違反を犯した上で規則違反を正当化・擁護するようなことがあってはならない。そんなことが許されればアナーキー状態になってしまう。規則の見直しは正式な手続きに則って話し合いで行うべきだ。

参照:
時事ドットコム 楊国務委員と会談目的=川口氏の滞在延長「国益」-自民
ウォール・ストリート・ジャーナル 川口環境委員長、民主など賛成多数で解任
自民党 川口順子議員の環境委員長解任に関する声明
参議院 インターネット審議中継 2013年5月9日 本会議
You tube 5.09参議院本会議「川口環境委員長解任決議案」
国会速報 5月9日 参議院本会議 水野賢一議員 (川口順子環境委員長解任動議賛成討論)
参議院 議院運営委員会名簿
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