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配慮を欠いた性教育は虐待にもなりうるのではないか  

全国の中学、高校で性に関する講演をして回る女子大学生がいる。「はなちゃん先生」こと、慶応大学2年の大島華奈(はな)さん(20)。性感染症や避妊の話を隠さずに話し、「セックスをする前に知って欲しいこと」を伝える。昨年10月からの講演は102回となり、約1万7千人の生徒らが耳を傾けた。

12月上旬、神奈川県藤沢市の県立藤沢清流高校。体育館に集まった1年生約240人を前に、友達からもらった手紙を読み上げた。「私の初体験は中2だったんだ。痛くて怖くてわけ分かんなかった」。5歳上の男性との、初体験の様子がつづられていた。「好きな人とするってステキなことだと思ってたのに、全然違った。私はもしかしたらって、怖くて怖くて、生理が来るのを毎日待ってた」

生徒一人ひとりの目を見ながら読み終えると、語りかけた。「セックスする時、男の子と女の子は平等じゃない。セックスする前に知って、考えて欲しいことがたくさんあります」

クラミジアという性病は10~20代の女子の間で感染率が高いという。でも、コンドームの正しい使い方を知っている男子は意外に少ない。「大学に入っていろんな人の話を聞くけど、経験してるのは半分ぐらいかな。焦らなくていいよ」。スライドも全て手描きだ。

「スペシャルゲストがいます」と呼ばれて入ってきたのは、高校の男性職員が扮した「子宮ちゃん」。広げた両手に持った風船で卵巣を表し、腕が「卵管」、体が「膣(ちつ)」。大爆笑の中で、妊娠の仕組みを説明する。
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性教育、先生は女子大生 慶應のはなちゃん、全国で講演
 朝日新聞デジタル 2013年12月29日


中高生に「セックスをする前に知って欲しいこと」を知ってもらうことは大切です。基礎教育の一環だと思います。しかし、私は、体育館にみんなを集めて大々的に行う性教育には否定的です。意図しない妊娠のリスク等、「セックスをする前に知って欲しいこと」を知ってもらう為に、ここまで開放的な授業が必要とは思えません。

この手の開放的な性教育には、純粋に「セックスをする前に知って欲しいこと」を知ってもらう為、以外に何か左翼的な意図があるのではないかと、疑いたくなります。

また、成果のほども疑わしいものがあります。男女別・クラス別で授業を行うか、広い場所にみんなを集めて行うかで、性への理解度を測る保健テストの点数や、妊娠中絶回数に違いが出るといった話は聞きません。

「クローズにすると、セックス=恥ずかしいこと、口にしてはいけないこと(タブー)、という意識が生まれて、学ぼうとしない生徒が出る」との意見もあるでしょう。しかしそれは、クローズかオープンかの問題ではありません。必要な基礎知識をしっかりと教えるかどうかの問題です。数学の授業を嫌がり、さぼりたがる生徒にも、基礎教育として基礎数学は必修させなければなりません。それと同様です。

そもそもセックスは元来、非常にプライベートなことであり、「恥ずかしい」という感情は健全なものです。逆に、無理やり「恥ずかしいことじゃない!」との意識を植え付けようとすれば、北風と太陽のごとく、逆効果にもなりかねないのではないでしょうか。

「男女合同でやるからこそ理解が深まる」との意見もあるでしょう。しかし男女別授業であっても、同じことを教えれば同じことです。「はなちゃん先生」の授業においても記事を見る限りにおいては、生徒たちは基本話を聞いているだけのように見えます。

「セックスをする前に知って欲しいこと」を知ってもらうという観点からは、中高生の男女自身が集団で、セックスについてオープンに語り合う必要性はないと思います。もちろん、選択授業や自発的行為としてなら、それは個人の自由です。ただ、基礎教育として生徒全員にやらせる必要はないと思います。

中高生の心は繊細です。この点において男女に関係はありません。過度に開放的、刺激的な性教育は、生徒たちの心を不要に傷つけることにも繋がるでしょう。言い換えれば、配慮を欠いた性教育は、性的虐待やセクハラにもなりうる危険性があるのではないでしょうか。

教育者の方々には子どもの《心》に対して、最大限の配慮をお願いいたします。

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※朝日新聞の記事は、考えるきっかけになったので引用させていただいただけです。「はなちゃん先生の授業は性的虐待だ」と言っているわけではありません。特定の個人を批判する意図はありません。
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category: 教育

thread: 教育 - janre: 学校・教育

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鈴木寛(すずきかん)with 中村伊知哉 - 教育情報化  



動画の前半で取り扱われたテーマは
《教育情報化》だ。議論の要点をまとめてみた。

教育情報化とは何か。大きく分けて以下の4つに分類できるだろう。

1. デジタル教科書、デジタル教材、情報端末の普及。
2. ソーシャル・メディアなどネットを利用したコミュニケーションの活性化。
3. 学習カルテの作成、ビッグデータ化。ビッグデータの利用。
4. 過去の新聞や映像メディアのデジタル・アーカイヴ化と自由な利用。

1. デジタル教科書、デジタル教材、情報端末の普及。

自治体の首長次第であるという側面がある。しかし普及は進んではいる。デジタル教科書の提供も最初は東京書籍と光村くらいしかなかったが、今では全ての教科書会社が、教師用デジタル黒板用教科書は提供するようになった。そして教師が自分で教材を作る動きも出ている。

とはいえ韓国、シンガポールと比べると日本はまだ遅れている。韓国ではiOS、Androidなど、生徒がどのような端末を使っていても同じ教育を施せるように、教材の標準化が行われている。また、低所得者には無償でパソコンやネット環境を用意している。

デジタル教科書のメリットとしては印刷代の節約がある。教科書予算は全体で400億円超だが、印刷代が節約できれば、その分の予算をコンテンツ制作に回せる。
また、デジタル教材としての動画教材も使える。生物の授業や天体を扱う授業では動画を使うことにより、学習効果を高める効果が期待される。

デジタル教科書普及に際しての課題の一つが学校教育法。法律上教科書の定義が「図書」となっているのでデジタル教科書は正式な教科書にすることが出来ない。他には著作権料の問題もある。教科書を閲覧する生徒の数で費用が決まってしまう。

また、デジタル教科書は子供たちだけの為でなく、広く一般のデジタル空間にも公開したいという理想がある。また、デジタル教材を世界中に輸出するのも良い。新聞社、NHK、ゲーム会社はデジタル教材に興味を持っている。任天堂の脳トレは教材である。

2. ソーシャル・メディアなどネットを利用したコミュニケーションの活性化。

鈴木寛が発起人に名を連ねる、日本教育再興連盟(NPO)ではEDUPEDIAという試みを行っている。教案・教材・指導法を教師たちが共有するシステムだ。

韓国の教育現場ではソーシャル・メディアが普及している。教室の中だけではなく保護者や町の人々とのコミュニケーションに使っている。ただしかし日本ではセキュリティ上の不安などがありむしろネットワークを遮断する傾向がある。

3. 学習カルテの作成、ビッグデータ化。ビッグデータの利用。

子供たち一人一人の学力や学習履歴のビッグデータ化。教育クラウド。教師の曖昧な思い込みを排して、子供たちの学びが時系列でモニタリングできる。子供たちがいつ、どこで、何につまづいたのか、どのような発表を行ったのかなど。例えば数学で、因数分解は出来るが二次関数は出来ないという生徒が一目で分かる。そういった生徒に、二次関数の課題を重点的に課すことが出来る。宿題のカスタマイズが可能になる。

子供たち一人一人にきめ細かい教育を施すことで、習熟度の向上が期待できる。また、学習指導要領や教科書作りにもフィードバックできる。また、成績を付ける際の冷静な判断材料や、作業効率化にもなる。

4. 過去の新聞や映像メディアのデジタル・アーカイヴ化と自由な利用。

過去の、何年何月何日の新聞が一瞬で検索できるようになったり、NHKアーカイヴに自由にアクセス出来るようになれば、近現代史、近現代社会の学習を助ける。


デジタル化への批判と、それへの反論

書き順が覚えられなくなる→
デジタル端末の場合、書き順が違うとすぐにバツが出るように出来るのでむしろ書き順の学習に有効である。

文字を書かなくなる→
指導上で書かせる工夫をすればいいだけである。日本と同様《書く文化》を持っている台湾では書かせる教育をしている。なのでペン入力の出来ない端末は使っていない。また、デジタル化の推進はアナログの根絶を意味しない。習字の授業もやればいい。

読まなくなる→
アメリカの研究では、デジタル化された方が文字を3倍読むという結果が出ている。

目が悪くなる→
紙の本でも悪くなる。

のめり込んでしまう→
むしろのめり込んでほしい。楽しい勉強に。

教師は対応できるのか→
1年使ってみると殆どの教師が使えるようになっている。ベテラン先生も結果を出している。デジタル機材はあくまで道具。元々の授業力を持っている教師が新しい道具を使ってより豊かな教育が出来る。また、デジタルに親和性の高い若い先生と授業力のあるベテラン先生が組み合わさって、豊かな学習環境が構築できる。

category: 教育

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体罰について - 文科省による通知の見比べ  

文部科学省による通知、問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(2007)』と、体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について(2013)には、体罰についてどのような具体例が記載されているか、見比べてみたい。
 
2007年・体罰に当たる行為
 
○ 身体に対する侵害(殴る、蹴る等)、肉体的苦痛を与える懲戒(正座・直立等特定の姿勢を長時間保持させる等)。
 
○ 単に授業に遅刻したこと、授業中学習を怠けたこと等を理由として、児童生徒を教室に入れず又は教室から退去させ、指導を行わないままに放置すること。
 
2007年・体罰に当たらない行為
 
○ 放課後等に教室に残留させる(用便のためにも室外に出ることを許さない、又は食事時間を過ぎても長く留め置く等肉体的苦痛を与えるものは体罰に当たる)。
○ 授業中、教室内に起立させる。
○ 学習課題や清掃活動を課す。
○ 学校当番を多く割り当てる。
○ 立ち歩きの多い児童生徒を叱って席につかせる。
 
○ 授業中、児童生徒を教室内に入れず又は教室から退去させる場合であっても、当該授業の間、その児童生徒のために当該授業に代わる指導が別途行われるのであれば、懲戒の手段としてこれを行うことは差し支えない。
 
○ 児童生徒が学習を怠り、喧騒その他の行為により他の児童生徒の学習を妨げるような場合には、他の児童生徒の学習上の妨害を排除し教室内の秩序を維持するため、必要な間、やむを得ず教室外に退去させることは懲戒に当たらず、教育上必要な措置として差し支えない。
 
○ 携帯電話を児童生徒が学校に持ち込み、授業中にメール等を行い、学校の教育活動全体に悪影響を及ぼすような場合、保護者等と連携を図り、一時的にこれを預かり置くことは、教育上必要な措置として差し支えない。
 
2007年・正当防衛
 
児童生徒から教員等に対する暴力行為に対して、教員等が防衛のためにやむを得ずした有形力の行使は、もとより教育上の措置たる懲戒行為として行われたものではなく、これにより身体への侵害又は肉体的苦痛を与えた場合は体罰には該当しない。また、他の児童生徒に被害を及ぼすような暴力行為に対して、これを制止したり、目前の危険を回避するためにやむを得ずした有形力の行使についても、同様に体罰に当たらない。これらの行為については、正当防衛、正当行為等として刑事上又は民事上の責めを免れうる。
 
2013年・体罰に当たる行為
 
○ 身体に対する侵害(殴る、蹴る等)、肉体的苦痛を与える懲戒(正座・直立等特定の姿勢を長時間保持させる等)。
 
○ 身体に対する侵害を内容とするもの
・ 体育の授業中、危険な行為をした児童の背中を足で踏みつける。
・ 帰りの会で足をぶらぶらさせて座り、前の席の児童に足を当てた児童を、突き飛ばして転倒させる。
・ 授業態度について指導したが反抗的な言動をした複数の生徒らの頬を平手打ちする。
・ 立ち歩きの多い生徒を叱ったが聞かず、席につかないため、頬をつねって席につかせる。
・ 生徒指導に応じず、下校しようとしている生徒の腕を引いたところ、生徒が腕を振り払ったため、当該生徒の頭を平手で叩(たた)く。
・ 給食の時間、ふざけていた生徒に対し、口頭で注意したが聞かなかったため、持っていたボールペンを投げつけ、生徒に当てる。
・ 部活動顧問の指示に従わず、ユニフォームの片づけが不十分であったため、当該生徒の頬を殴打する。
 
○ 被罰者に肉体的苦痛を与えるようなもの
・ 放課後に児童を教室に残留させ、児童がトイレに行きたいと訴えたが、一切、室外に出ることを許さない。
・ 別室指導のため、給食の時間を含めて生徒を長く別室に留め置き、一切室外に出ることを許さない。
・ 宿題を忘れた児童に対して、教室の後方で正座で授業を受けるよう言い、児童が苦痛を訴えたが、そのままの姿勢を保持させた。
 
2013年・体罰に当たらない行為(ただし肉体的苦痛を伴わないものに限る。)
 
※ 学校教育法施行規則に定める退学・停学・訓告以外で認められると考えられるものの例 
 ・ 放課後等に教室に残留させる。
 ・ 授業中、教室内に起立させる。
 ・ 学習課題や清掃活動を課す。
 ・ 学校当番を多く割り当てる。
 ・ 立ち歩きの多い児童生徒を叱って席につかせる。
 ・ 練習に遅刻した生徒を試合に出さずに見学させる。
 
2013年・正当な行為(通常、正当防衛、正当行為と判断されると考えられる行為)
 
○ 児童生徒から教員等に対する暴力行為に対して、教員等が防衛のためにやむを得ずした有形力の行使
・ 児童が教員の指導に反抗して教員の足を蹴ったため、児童の背後に回り、体をきつく押さえる。
○ 他の児童生徒に被害を及ぼすような暴力行為に対して、これを制止したり、目前の危険を回避するためにやむを得ずした有形力の行使
・ 休み時間に廊下で、他の児童を押さえつけて殴るという行為に及んだ児童がいたため、この児童の両肩をつかんで引き離す。
・ 全校集会中に、大声を出して集会を妨げる行為があった生徒を冷静にさせ、別の場所で指導するため、別の場所に移るよう指導したが、なおも大声を出し続けて抵抗したため、生徒の腕を手で引っ張って移動させる。
・ 他の生徒をからかっていた生徒を指導しようとしたところ、当該生徒が教員に暴言を吐きつばを吐いて逃げ出そうとしたため、生徒が落ち着くまでの数分間、肩を両手でつかんで壁へ押しつけ、制止させる。
・ 試合中に相手チームの選手とトラブルになり、殴りかかろうとする生徒を、押さえつけて制止させる。

category: 教育

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